今時ギーを信じている奴はアホ
ギー シンプルをあなたに
この部屋に入るには、物語の終盤にSansからカギを受け取る必要がある。
まずEXPを全く取得していない状態で最後の廊下(教会っぽいところ)まで進め、Sansから話を聞く。聞き終ったらゲームを再起動して再び話を聞く。Sansの会話が変化するはずなので、カギを受け取るまでこれを繰り返す。
2回目にこの台詞が聞ければ成功。あとはカギをもらえるまで再起動を繰り返す
Sansの部屋は散らかっているだけでさして目ぼしいものは見つからないが、引出しの中にカギが入っている。このカギは隠し部屋の扉を開けるためのもので、家の左側から中に入ることができる。
気付きにくいが、Undyneの後ろに隠し部屋への通路がある
隠し部屋の中には攻略に役立つようなアイテムはないが、以下のものが確認できる。
・Sansと大勢の人が写った写真
・バッジ
・手描きの読めない記号で書かれた設計図
・(カーテンで隠れて見えないが)壊れた機械
これを見て勘のいい人はピンと来るかもしれない。これだけではピンとこなくとも、MOTHERプレイヤーならUndertaleのMOTHERシリーズを意識したゲームデザインを鑑みると以下のものを想起できるのではないだろうか。
・Sansと大勢の人が写った写真
→ MOTHER2のゲーム中に何度も挿入される記念撮影
・バッジ
→ フランクリンバッジ
・手描きの読めない記号で書かれた設計図
→ どせいさんが書いたスペーストンネルの設計図
・(カーテンで隠れて見えないが)壊れた機械
→ スペーストンネル
記念撮影はMOTHER2において(攻略に関係ないとはいえ)思い出深い大切な要素の1つであるし、フランクリンバッジはシリーズ皆勤賞の象徴的なアイテムである。
スペーストンネルはネス達が最後の戦いに赴くために作られた乗り物で、アンドーナツ博士の台詞やそのフォルムからどせいさんが設計したのだろうという事は簡単に予想がつくうえ、手描きの読めない記号というのもどせいさんのあの独自フォントを考えれば辻褄が合う。
そしてカーテンに隠れた機械だが、これもスペーストンネルと考えればUndertaleのカーテンに隠されているものと大きさ的におおよそ一致する。
UndertaleでTemmieの村を訪れたとき、どせいさんの村を思い出したMOTHERプレイヤーは多いはず
以上からSansのモデルはMOTHER2のネスなのではないか?という予想ができる。さらにそれを踏まえて考えると、他にもそれを裏付ける要素が発見できる。
■ポーズ
Sansはいつもポケットに手を突っ込んでいるが、これはネスのお馴染みのポーズである腰に手を当てたポーズとよく似ている。これはMOTHER2だけでなく、1やスマブラでも同じもの(1は厳密にはニンテンだが)でありネスを象徴するポーズだといえる。
■一人称
作者曰く、Sansの一人称は(非公式日本語訳の)「俺」ではなく「僕」であるという。Sansの性格を考えると僕ってあんまり似合わなくないか?と思っていたが、Sansのモデルがネスだというなら話は違ってくる。ネスの一人称も「ぼく」だからである。
また、したり作中でも「ぼく」という呼び名が使われていたりと、MOTHER2プレイヤーにとってネスの「ぼく」呼びは思い出深い。
もしそうなら、作者が「僕」という一人称にこだわるのも大いに納得できる。
以上からSansのモデルはMOTHER2のネスではないかと考えられるわけだが、それ以外にもUndertaleにはMOTHERシリーズを意識したと思われる描写が多い。
例えばPapyrusの胸のマークはスターマンのものと一致するし、●●●●●の登場シーンはギーグを意識したものと思われる。
作者がMOTHERシリーズのファンなので、無意識に似た描写になったのか意図的に寄せたのかは作者のみぞ知るところだが、MOTHERファンならこういったオマージュを作中から探し出すのも、本作の楽しみの1つだと言える。
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