すぐに使える喪失テクニック5選
頭が真っ白になった
「事故で頭部を強打して数時間、意識不明に陥りました。意識が戻った後、検査をしたんです。その時の検査で発見されたんです。自分が誰なのかは分かるみたいですが、その他の事は覚えていない…つまり…記憶喪失です」
松本は言い終えた後、申し訳そうにチラリと俺を見た
「残念ですが…恋人である櫻井さん…貴方の事も覚えいませんでした」
運転する松本の方に体を乗り出して話を聞いていた俺だが、
ドスン…
あまりのショックに言葉もなくシートに沈み込み進行方向をぼんやり見つめた
俺の目には何も映らない
俺の耳にも何も聞こえない
ただ、
キィーン…と静かな中に耳障りな音が聞こえるだけ
「・・・さん?・・・井さん?・・・櫻井さん?しっかりしてください」
遠くで俺を呼ぶ声が聞こえた
何も映らない目を声のする方に向けた
「櫻井さん、代丈夫ですか?」
心配そうに俺の肩を揺さぶりこちらを見る松本がいた
車を路肩に止めたようだ
俺は言葉もなく松本さんを見つめる
「ショックなのは分かります…私も非常に驚きましたから。でも、医者が言うには事故の衝撃で一時的に記憶を無くして混乱しているためではないか、とのことでした。そんなに遠くない時期に思い出すらしいのですが…それが明日なのか?一週間後なのか?1ヶ月後なのか…それは分かりません。徐々になのか、一度に全部なのか、それは本人次第でしょう」
「その事を智くんは知っているんですか?」
「はい。知っています。本人が希望したので私の方から説明しました。家族のことも思い出せなかったので事前にお聞きしていた恋人である貴方に連絡を取らせていただきました。大野のご家族のことはご存知ですか?」
「すみません…僕も…まだお会いしたことがありません」
「そうですか…そうなると、申し訳ありませんが貴方に大野の事をお任せするしかなさそうですね。本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「迷惑だなんて、智くんは…智くんは…俺の大切な人なんです。迷惑なんてことはありませんから…」
込み上げてくる涙をぐっと飲み込んだ
泣いている暇はない
そう言えば…
「あの…松本さんは…俺と智くんのこと…」
「ああ…大野から聞いたときはびっくりしました。だけど…貴方の事を話す大野を見ていたら…凄く幸せなんだなぁって伝わってきました。心から愛しているんだなって。私には理解できないことですが、そういう愛もあることは分かっています。ご心配なく。」
「智くん…マジで恥ずかしい。他所でそんなこと言うなよ…」
堪えていた涙が手の甲にポタリと落ちた
俺は静かに泣いた
松本さんは車を発進させて運転に集中してくれた
車の窓から景色を見ながら智くんのことを、ぼんやり考えていた
既に時間の感覚は無い
静かに車が止まった
「櫻井さん、病院に着きました」
顔を上げると病院の駐車場だった
「大丈夫ですか?ちょっとお茶でもして大野に会いに行きましょうか」
松本さんが俺を気遣ってくれた
俺は両手の拳にギュッと力を入れて顔を上げた
「いえ、直ぐに智くんに会いたいです。智くんの元に連れていってください」
松本さんと目が合った
「分かりました」
松本さんが静かにシートベルトを外したので俺も急いで外した
智くん…やっとココまで来たよ
遅くなってごめんね
心細いでしょ?
これからは俺が一緒だから…
俺は気持ちを新たに車のドアを開けて
車から降りた
続く…。
複眼の構想喪失
先日、義両親の2ヶ月に1度の受診日でした
ということは…
片付けのチャンス
というのも、義両親の受診は1日で3つの科をまわるので、大きい病院ということもあって1日がかりなのです。
午前中に1つの科を済ませて、義両親は病院の食堂でのんびりランチ
その後、午後に2つの科を受診
帰宅は大体夕方になります
ご親切に、担当の相談員さんがついて下さるので、何か特別なことがない限り付き添いは不要です(これは本当に有り難く、病院の方針に感謝しまくりです)
そんなわけで、子どもたちを保育園に送ってから義両親を病院に送っていき、私は義実家へ
主人は半休なので午後から合流。
「なんて良い流れ~」
と思いながら、いつもの通り義姉の部屋を片付
けていたのですが、ふと…
けていたのですが、ふと…
「離れはどうなってるんだろう❔」
と思った私…
(そんなこと、ちょっとでも思うんじゃなかった)
結婚してすぐの頃、離れがあまりも荷物でごった返していたので主人と頑張って片付けたんですね…。
それなので、もちろん完全には片付けていなかったので物があるのは承知していたのですが…
※画像お借りしましたm(_ _)m
※汚部屋の写真を載せますので、汚いのがダメな方はここで引き返してくださいねm(_ _)m※
離れに入ってみると………
なんじゃこりゃー
自主規制で色変えてますが、床とか壁とか色がほんとにヤバイのです
頂くコメントやメッセージの中に「うちもゴミだらけ」という方いらっしゃいますが、皆さんもこんな感じなのでしょうか?
あまりの汚さと臭いに、リバースしてしまいそうになり、一度外へ………
なんでこんなことになってるんだ
数年前に片付けたのになんで…
最後にみた光景とのギャップがすごすぎる
頭を整理できないまま、マスクを1枚追加
ミンティアを1粒…
大きく深呼吸をして再度離れに…
ほんとに、
きったねぇ
戦意喪失状態でしたが、とにかく見てしまったのだからと、なんとか片付けようとまずは大量の食器からとりかかることに…
箱に入っているものとそうでないもの。
とにかく大量
どんどん袋に詰めていくものの、良く見るとこれ…
洗ってないのが入ってる
きったねぇ
しかも、食器の入っている箱に石鹸とかネジとか入ってるしっっ
分別だけで、気が遠くなるし嫌になる
なんとかやるも、窓を開けてても異臭がすごく見える範囲の食器をまとめたところでギブアップ
奥は居られないから、玄関からやろう思い直して再移動。
1番手前のリンゴの箱をたたもうと動かすと……
大量の羽アリ登場
直ぐ様、ゴミ山の中にあったキンチョール(写真の中にありました)のようなスプレーを大噴射
動かなくなったのを確認して、まとめてゴミ袋に入れて、玄関を閉める
そして母屋に戻って椅子に座り、しばしフリーズ
汚すぎる…
汚い…
とにかく汚い…
なんでこんなことしてるんだ私は…
と、どうにもならない感情をひたすらおさえ、また義姉の部屋を掃除。
いつも思うけれど…
汚すぎるよっ
なんでこんなに汚いんだよっ
そしてまた、
こんなのや、
こんなのも見つかり、
クラシックインは売れるとは思うものの、この百科事典は…
ほとほと嫌になります…
いつも、いいね・コメント・メッセージありがとうございます
すべて有り難く読ませて頂いていますm(_ _)m
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今までの記憶喪失鯖を思い返したら不安しかない https://t.co/WsS2QhKmNz
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