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( チョロQ・・・全長3センチくらい )
ひさしぶりにメスネコちぃのいる家に帰ると、ちぃの姿が見えない。
家人に聴くとちぃは息子の部屋で寝ているというので、いつもドアが開けっぱなしの息子の部屋を覗くと、ちぃはピアノの上でひっくり返って寝ていた(笑)
と、サイドボードのチョロQが改めて目に入った。
息子はチョロQのために立派なサイドボードを購入して、立派なガラスケースに入れて展示している。
チョロQ、ご存知だろうか?
チョロQとはおもちゃメーカーのタカラ(今のタカラトミー)が発売したミニカーで、実在の車を3センチ程度のミニサイズにしたものである。主にぜんまいばねで駆動し、少し車体を抑えながらバックさせて手を離すと勢いよくピューッと前へ走り出す。
息子は小学生のころからチョロQの熱烈な収集家なのだ。
なにしろ息子が小学校3年生か4年生のころ、秋葉原で光ファイバーと超ミニ電池と超ミニスイッチを買ってきて、あの3センチくらいしかないチョロQにヘッドライトが点灯するように自分で改造したほどだ。
ちょうどそのころ、ヨーロッパに家族旅行に行くことになって、小学生の息子はヨーロッパのチョロQを買うと言って意欲を燃やしていた。
ときに、当時おれが買収した会社で顧問をしてくれていた高橋清先生が「旅行先で何か希望があれば言ってください。」と言うので、「息子がヨーロッパのチョロQを欲しがってるんですが(^^)」と言っておいた。
高橋先生はおれのじつの親父よりも一回り年上で、通産省の局長を経て昭和シェル石油の会長となった大物官僚だ。当時は昭和シェル石油の相談役だった。
数日して、高橋先生から「外務省からパリ大使館にチョロQを確保するように指示させたんですが、どうもチョロQが何だかよくわからないらしい。いや、じつは私もよくわかってないので、チョロQとは如何なるものか紙に書いていただけませんか?」と言われた(笑)
けっきょくチョロQとは日本のおもちゃメーカーのタカラが発売しているもので、ヨーロッパのオリジナルのチョロQというのは存在しないことが判ったのだった。
当時1990年代、世間はバブル崩壊後の大不況時代だったが、30代だったおれは不況をものともせず事業展開して、会社を買収したり、やはりおれの親父の世代の歌手グループ・ボニージャックスのリーダーの大町さんのスポンサーになったりして、その大町さんが高橋先生を紹介してくれたことから、よく3人で銀座などに遊びに出た。
いま考えれば、なんとも冷や汗ものだ。
30代のガキが自分の親父の世代の大物官僚や著名人を伴って銀座で遊ぶなんぞは30年早いだろう。
ちなみにボニージャックスは、1960年代(おれが赤ん坊~小学生くらいの頃)、「小さい秋見つけた」や「帰れソレントへ」などのヒット曲を飛ばしていた4人組の人気歌手グループで、紅白歌合戦にも連続出場していた。おれも小学生のころからテレビで何度も観ていた。いや、大町さんは7年前に故人となられたが、ボニージャックス自体は今も活動されている。
そういえばその高橋先生からおれと同世代の通産省官僚・村上世彰君を紹介されて、互いに行き来するようになったが、おれはこの男はなんて生意気なヤツだと思っていた。でも世間から見ればおれのほうが生意気だったかもしれない(笑)
村上君はまもなく通産省を辞めて村上ファンドを創って、ホリエモンをそそのかしてフジテレビ買収などを仕掛けたりしていた。状況によってはおれがホリエモンの代わりを演じていた可能性すらなくはない。
いずれにしろ若気の至りで冷や汗ものだ。
閑話休題!
高橋先生から「チョロQとは如何なるものか」という質問を頂いた次の週、
おれと家族は渡航して、ローマから高速道路をナポリに向っていた。その途中、ドライブインに立ち寄ったところ、土産物売り場を覗いていた小学生の息子が突然店中に響くような大きな声で「あった!」と叫んだ。
何ごとかと駆けつけると、息子が満面の笑顔で両手にチョロQの4台セットのケースを抱えて、「ヨーロッパのチョロQを見つけたよ!」と興奮しながら言うのだった。
??
まあ、とにかくよかったな(^^)
ということですぐに購入してナポリに向かったのだが、後でわかったのは、それはタカラの香港の下請け会社が製造したもので、ヨーロッパ市場に流していたのだった。まあ、一念、岩をも通す。
その後、高橋先生も故人となられたが、息子の部屋には今もそのチョロQが飾られているわけだ。
現在、日本の社会の実権を握っているのは60代と70代の実力者たちだ。
おれが親しくしている実力者たちも、安倍政権最強のフィクサーT先生78歳、日本総合戦略研究所の坂上理事長74歳、資源戦略研究所の山内理事長72歳、国際健康医療研究所の水上理事長71歳、同じく大谷代表理事75歳、アマン東京の加藤社長70歳などなど、みなその世代である。
若くして成功する者もあるが、社会が人間同士の集まりであり、社会を動かす実際の権力が社会の要所要所を押さえる人間同士の繋がり
原動力である以上、どうしてもその仲間の世代にならないと社会が動かない。
おれもいまようやく50代を終えてその待望の60代に仲間入りする。
これからの30年、いのちが尽きるまで、いま目指していることをどこまでやれるか?
いまおれが目指していることはまだ秘密だが、
おれは息子の部屋のチョロQを前にして、高橋先生と大町さんを思い出しながら決意を新たにしたのだった(笑)
ちぃ 「あれ? あたしの話はどうなったのよ!」
ジャック 最初に好きになった女性は、誰ですか。
心と身体に余裕を持って観た夜のハロウィンパレードはとっても素敵でした
ジャックでお得にショッピング
ダークグレーのオフタートルトップスはしまむらで見つけた高見えニット✨
アルパカ混素材で軽くてあたたか✨
ベージュとネイビーもGETしました^^
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新色のブルーも気になっています
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ジャック あったらいいなをカタチにする
( チョロQ・・・全長3センチくらい )
ひさしぶりにメスネコちぃのいる家に帰ると、ちぃの姿が見えない。
家人に聴くとちぃは息子の部屋で寝ているというので、いつもドアが開けっぱなしの息子の部屋を覗くと、ちぃはピアノの上でひっくり返って寝ていた(笑)
と、サイドボードのチョロQが改めて目に入った。
息子はチョロQのために立派なサイドボードを購入して、立派なガラスケースに入れて展示している。
チョロQ、ご存知だろうか?
チョロQとはおもちゃメーカーのタカラ(今のタカラトミー)が発売したミニカーで、実在の車を3センチ程度のミニサイズにしたものである。主にぜんまいばねで駆動し、少し車体を抑えながらバックさせて手を離すと勢いよくピューッと前へ走り出す。
息子は小学生のころからチョロQの熱烈な収集家なのだ。
なにしろ息子が小学校3年生か4年生のころ、秋葉原で光ファイバーと超ミニ電池と超ミニスイッチを買ってきて、あの3センチくらいしかないチョロQにヘッドライトが点灯するように自分で改造したほどだ。
ちょうどそのころ、ヨーロッパに家族旅行に行くことになって、小学生の息子はヨーロッパのチョロQを買うと言って意欲を燃やしていた。
ときに、当時おれが買収した会社で顧問をしてくれていた高橋清先生が「旅行先で何か希望があれば言ってください。」と言うので、「息子がヨーロッパのチョロQを欲しがってるんですが(^^)」と言っておいた。
高橋先生はおれのじつの親父よりも一回り年上で、通産省の局長を経て昭和シェル石油の会長となった大物官僚だ。当時は昭和シェル石油の相談役だった。
数日して、高橋先生から「外務省からパリ大使館にチョロQを確保するように指示させたんですが、どうもチョロQが何だかよくわからないらしい。いや、じつは私もよくわかってないので、チョロQとは如何なるものか紙に書いていただけませんか?」と言われた(笑)
けっきょくチョロQとは日本のおもちゃメーカーのタカラが発売しているもので、ヨーロッパのオリジナルのチョロQというのは存在しないことが判ったのだった。
当時1990年代、世間はバブル崩壊後の大不況時代だったが、30代だったおれは不況をものともせず事業展開して、会社を買収したり、やはりおれの親父の世代の歌手グループ・ボニージャックスのリーダーの大町さんのスポンサーになったりして、その大町さんが高橋先生を紹介してくれたことから、よく3人で銀座などに遊びに出た。
いま考えれば、なんとも冷や汗ものだ。
30代のガキが自分の親父の世代の大物官僚や著名人を伴って銀座で遊ぶなんぞは30年早いだろう。
ちなみにボニージャックスは、1960年代(おれが赤ん坊~小学生くらいの頃)、「小さい秋見つけた」や「帰れソレントへ」などのヒット曲を飛ばしていた4人組の人気歌手グループで、紅白歌合戦にも連続出場していた。おれも小学生のころからテレビで何度も観ていた。いや、大町さんは7年前に故人となられたが、ボニージャックス自体は今も活動されている。
そういえばその高橋先生からおれと同世代の通産省官僚・村上世彰君を紹介されて、互いに行き来するようになったが、おれはこの男はなんて生意気なヤツだと思っていた。でも世間から見ればおれのほうが生意気だったかもしれない(笑)
村上君はまもなく通産省を辞めて村上ファンドを創って、ホリエモンをそそのかしてフジテレビ買収などを仕掛けたりしていた。状況によってはおれがホリエモンの代わりを演じていた可能性すらなくはない。
いずれにしろ若気の至りで冷や汗ものだ。
閑話休題!
高橋先生から「チョロQとは如何なるものか」という質問を頂いた次の週、
おれと家族は渡航して、ローマから高速道路をナポリに向っていた。その途中、ドライブインに立ち寄ったところ、土産物売り場を覗いていた小学生の息子が突然店中に響くような大きな声で「あった!」と叫んだ。
何ごとかと駆けつけると、息子が満面の笑顔で両手にチョロQの4台セットのケースを抱えて、「ヨーロッパのチョロQを見つけたよ!」と興奮しながら言うのだった。
??
まあ、とにかくよかったな(^^)
ということですぐに購入してナポリに向かったのだが、後でわかったのは、それはタカラの香港の下請け会社が製造したもので、ヨーロッパ市場に流していたのだった。まあ、一念、岩をも通す。
その後、高橋先生も故人となられたが、息子の部屋には今もそのチョロQが飾られているわけだ。
現在、日本の社会の実権を握っているのは60代と70代の実力者たちだ。
おれが親しくしている実力者たちも、安倍政権最強のフィクサーT先生78歳、日本総合戦略研究所の坂上理事長74歳、資源戦略研究所の山内理事長72歳、国際健康医療研究所の水上理事長71歳、同じく大谷代表理事75歳、アマン東京の加藤社長70歳などなど、みなその世代である。
若くして成功する者もあるが、社会が人間同士の集まりであり、社会を動かす実際の権力が社会の要所要所を押さえる人間同士の繋がり
原動力である以上、どうしてもその仲間の世代にならないと社会が動かない。
おれもいまようやく50代を終えてその待望の60代に仲間入りする。
これからの30年、いのちが尽きるまで、いま目指していることをどこまでやれるか?
いまおれが目指していることはまだ秘密だが、
おれは息子の部屋のチョロQを前にして、高橋先生と大町さんを思い出しながら決意を新たにしたのだった(笑)
ちぃ 「あれ? あたしの話はどうなったのよ!」
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