女性を口説くを極めるためのウェブサイト8個
ついでに、真上のコマの館長&凛子さんの表情も結構ツボ。『ククク……勝ったな』という心の声が聞こえてきそうですね。なかなかの悪人顔。館長は兎も角、登場したて頃の、アンパンマンを思わせる真ン丸した凛子さんは完全に消滅してしまいました。あの当時の私に『これが舞子ママだよ』と教えても絶対に信じないと思う。
遂に最終回を迎えた『修羅の門 第弐門』ですが、月マガ未読の方もおられると思いますので、冒頭は内容や勝敗とは無関係な話題から入らせて頂きました。いや、実際、私もネットで最終回に関する記事がパッと目に入って、慌てて閉じるということがありましたので。危ない危ない。そんなワケで最終回の核心に迫る内容は、ここからになります。『修羅の門』の読者で月マガ未読の方は絶対にスクロールしないで下さい。私の嫌いなワーストテンに入る言葉を使うと『一切は自己責任』となります、悪しからず。今回のポイントは7つ。
1.神のディフェンスと仏の迎撃
ジルコォー・マッイイツォ「ムツが動いた!」
山田さん「いや、海堂が動かした」ギッ
構えを取り、自ら前に出たものの、九十九が反応すると足をとめた海堂。やはり、海堂の『空』の空手は迎撃専用システムのようです。自ら動いて、尚、相手の動きが読めるのであれば、最初から仕掛けていた筈ですからね。これはジャージィ・ローマンの神のディフェンスと同じですが、そこから叩き込む技が一撃必殺になる点で、完全な上位互換の特性と思われます。
それこそ、ローマン戦でアーロンが語ったように、九十九が仕掛けなければ、海堂の『空』の空手にも綻びが出たかも知れませんが、それはテディさんが語ったように、世界最強という山を踏破したことにはならない。相手の苦手分野を攻めるのは寝込みを襲って勝つのと変わらないワケで、九十九らしい反応だといえます。しかし、自らの『空』の空手と最も相性が悪い片山を封殺したり、九十九から攻撃するように仕向けたり、何気に海堂も勝つために手段を選ばないエグいマネをします。神武館道場破り編で館長が『海堂は陣雷よりもエグイことができる』と語っていたのは、そういう意味もあるのかも知れません。
2.大事なことだから二回叫びました
山田さん「やめろ、そいつはもう『四門』じゃない。やめろ! 『死門』だ!」
短期間で二度目の『四門』を開けた九十九を前に、思わず声が出た山田さん。今回は全編通して、山田さんが九十九の父親していたなぁ。今回の主人公はどう見ても山田さん。死闘を繰り広げてはいるのは九十九なのですが、物語の中心にいたのは終始、山田さん。今まで抑えてきた父親としての心情がボロボロ出ちゃって、まぁ、可愛いったらありゃあしない。
本作が第壱門が継続して描かれていたら、多分、こうはならなかったと思います。第壱門の頃は川原センセの分身はあくまでも、主人公の九十九でしたが、第弐門からは山田さんが川原センセの代弁者でした。物語&主人公を見る作者の目が変わったのでしょうね。自らムチャをする側から見守る側への転換。リアルで十年前後の休載期間を挟んだ影響であり、御自身が重ねた年齢による変化もあるでしょう。
3.相手を誘い込んだのはどちらであったのか
海堂晃「やはり、陸奥……お前は修羅王。だが、龍造寺徹心最期の場で負けるわけにはいかんのだ!」
九十九の左の『無空波』を読んで躱す海堂晃。片山が驚愕の表情を浮かべていましたが、触れられたらOUTの『無空波』とはいえ、片腕が死んでいる状況で九十九が最も楽に出せる一撃必殺の技といったら、これしかありません。その直後の流れを考えると、海堂が『無空波』を読んだというよりも、九十九が『無空波』を餌に海堂を誘い込んだと見るべきでしょう。海堂の『空』の空手に生じた亀裂。実際、直後に決まった九十九の攻撃は如何に読めない技とはいえ、今までの海堂の鉄壁っぷりを思うと回避できないほうが不自然です。神のディフェンスを凌駕する海堂の『空』の空手に亀裂が生じた理由。それは上記の海堂の台詞が原因でしょう。
『空』の空手の極意は一切の因果を受け入れ、誘い、呑み込み、躱し、倒すという高度な演算能力、言い換えると『悟り』の状態。しかし、この時、海堂には館長のために陸奥を倒すという『欲』が出ました。『欲』とは『悟り』に最も邪魔になる思考の『執着』に他なりません。『愛欲』や『執着』という『煩悩』があるうちは悟れないと御釈迦様も仰っています。先回、館長の激で危機を脱した海堂でしたが、今回の敗因は館長の期待に応えるという『空』の空手を自ら否定する感情であったのかも知れません。逆に海堂の攻撃を誘導した辺り、動きを完全予測して凌駕するという海堂の『空』の空手、つまり、相手の得意分野で捻じ伏せるという九十九のファイトスタイルの神髄が今回も発揮されたといえるのではないでしょうか。
4.炸裂! 山田キック!
龍造寺舞子「あれは山田……ううん、九十九の父さんが見せた、ただの力の入らない引っ掛け蹴り」
山田さん「お嬢さん……『あれ』は僕の『あれ』じゃない。『四門』の『あれ』だ……だから、一の力が十にもなる」
何気に舞子にも『効かない技』とdisられた山田キックが、最終決戦の掉尾を飾る技になりました。うーん、これはちょっと想定外。てっきり、反撃の布石や糸口に使われると思っていたのですが……確かに姜子牙戦で語られていたように『四門』は肉体の限界を超えることですし、そこから放たれる技が尋常ならざる衝撃を秘めているのは判りますが、それだと先回のように『四門』に『無空波』を重ねなくてもええんちゃうのん? と思ってしまいます。私は海堂
が倒れた瞬間、
山田キックで『無空波』を撃ったように見えた
んですよ。足で『虎砲』が撃てるのですから、足で『無空波』が撃てない道理がない。『四門』という陸奥の奥義。『神威』という不破の奥義。それが『無空波』という圓明流の奥義に乗っかって『空王』を倒した。まさに圓明流奥義のオンパレードや! とか思ってしまいました。ちょいと深読みし過ぎた感じです。
尤も、無傷に見えた海堂も完全に前回喰らった『無空波』のダメージから完全に回復していたとは思えませんし、全身を揺らされた状態で後頭部にマトモに蹴りが入れば、動けなくなるのも道理でしょう。レオンを屠った『玄武』なんか後頭部へのヘッドバットですからね。きばっちの『神威もどき』のほうが痛そうでした。その点、今回は後頭部に踵をブチ込むというエグさなので、ヘタすると『玄武』よりも効いたかもです。
5.おまえじゃねえ、座ってろ
片山右京「陸奥が勝ったのですか?」
山田さん「いや、相打ち、引き分けだろう。海堂のあの『空』の一撃……あれは確実に入っていたし、なにより『四門』を開けたあいつが再び立ち上がれるとは思え……な」
陸奥九十九「」ムクッ
知らぬこととはいえ、父親の顔を完全に潰す形になった九十九の黄泉還り。舞子とマッイイツォが笑っている同じコマで山田さんがドンびきの表情を浮かべているのもツボりました。立ち上がらないほうがよかったんかい。そして、直後で並んだ羽生社長と片山のコマも地味にキた。こちらも殆ど造形同じなんですもの。今まで俺は片山を見て萌えていたのか……あ、いや、別にいいか。片山はイケメンだし。
それは兎も角、舞子に九十九の出迎えを促し、片山に海堂を運んでくるよう頼んだのはいいとしても、マッイイツォには行かなくていいぞと釘を刺す山田さんの様子を見ていると、マッイイツォは本当にそっち方面では信用されていないんだなぁ。開戦前も呼ばれてもいないのに『Yes!』とかサムアップポーズつけていましたね。いや、絶対に悪い奴じゃないのですが、空気が読めないというか。羽生社長のように初めて流す涙で心境を表すオクユカシサとは真逆の存在でしょう……つうか、今回一番驚いたのはマジ、羽生社長の涙。この人も人前で泣けるんだ。陸奥と距離を置いてきた人間が、ラストバトルで泣くというスタンスは、全日本編&ボクシング編の五十嵐兄弟と同じなのかな。
6.親子の絆
龍造寺徹心「凛子……海堂に礼を言ってくれ」
龍造寺凛子「……伝える」ギュッ
まずは『武神、遂に墜つ』というコトで、館長が退場。ここは映像的な対比が巧かった。勝った側だけれども、父親と名乗り出られない山田さん。負けた側ですが、父子の意志が通じあう龍造寺一家。ついでに舞子に肩を支えられる九十九と、片山に抱きかかえられる海堂、勝者と敗者の双方に光が差し込んでいて、どちらのほうに栄光があるとかないとかいう話ではない、的な表現であったと思います。観衆不在の今回の戦いで双方の健闘を等しく讃えるには、こういう表現が相応しいんじゃないでしょうか。
そして、谷山も九十九VS海堂をスクープし損ねたにも拘わらず、編集長の椅子を死守したようで何よりです。どの社も取材できなかった以上、谷山一人に責任を負わせるコトはできなかったのでしょう。でも、谷山個人としてはクビになってでも取材したかったでしょうから、何気に無念であったと思います。この先、九十九の取材をする機会がある度にネチネチ絡んできそう。どう見ても絡み酒の気質っぽいですし。
さて、もう一組の親子。まぁ、こちらは義理の父子ということになるのでしょうか。
陸奥真玄「何年前になるか。現(うつつ)……お前さんと初めて逢った時だ」山田さん不破現「さて、二十……何年ですか? 忘れましたよ、昔の事は」
山田さんの本名確定。
やはり、そのまんまのふわ・うつつでした。兄貴の幻(まほろ)といい、なかなかのキラキラネームです。不破というと九十九が語った裏の顔の恐ろしさばかりがクローズアップされていますが、意外と御茶目で気のいい一族であったのかも知れません。まぁ、そもそもが陸奥と同族ですので、性格が似るのも道理なのですが、そう考えると不破北斗は圓明流の歴史の中でも異質の存在であったのでしょう。飄々とした血統に突然、ああも人相と性格の悪い奴が生まれてきたのですから、不破幻斎が『ひょっとすると陸奥を倒せるんじゃないか』と思い込むのもムリはありません。まぁ、私が幻斎だとしたら、喜ぶより先に本当に自分の息子なのかと疑ってしまいそうですが。
7.ラストページ
龍造寺舞子「陸奥九十九の伝説は、まだ終わらない……から」
第壱門の頃から、最終回は海堂戦が終わって数年後、九十九と舞子の子供の『一(はじめ)』が、不敗とか伝説とかの気負いなく、純粋に格闘技を始めている……的なラストを想像していたのですが、思っていたよりも遥かに九十九と舞子の関係は進展していませんでした。絶対にチューもしてない。これには山田さん……じゃない、現さんも苦笑いでしょう。巌さんはホッとしているかも知れません。本当に九十九の奥手っぷりは半端ない。自分の代で圓明流を終わらせるつもりだからよかったものの、九十九にその意思がなければ、陸奥の血統が断絶しかねない危機でした。少なくとも葉月時代=陸奥最強神話の空白期が再来した可能性は高い。ひょっとすると、九十九が自分の代で圓明流を終わらせようとしたのは、女性を口説く自信がなかったからかも知れません。見るからに女にモテそうな兄貴は殺してしまった=俺には女を口説く自信がない=自分の代で陸奥が終わってしまう=俺が圓明流最強を証明して後継者をつ
らないでいいようにしよう、とか。まぁ、出海も三十過ぎてから天兵をこさえているので、圓明流の中ではまだまだ余裕があるつもりなのかも。
さて、真面目な話、上記の舞子の台詞ですが、陸奥圓明流ではなく、陸奥九十九の伝説というのが肝でしょうかね。谷山一同が『九十九VS海堂よりも、明日の陸奥九十九が見たい』といったように、作中では本人も周囲も、陸奥九十九はこれからも戦い続けるという認識で一致しているようですが、九十九個人ではなく、陸奥圓明流の最強の証明は一通り描き終わったという作者の意志表明じゃないかと思います。もしかすると、
『修羅の門 第参門』をやっても不思議じゃない
と思える〆でしたが、これ以降は『描くとしても圓明流の最強神話に囚われない方法でやります』という印象を受けました。これで『修羅の門』が完結するにせよ、休養期間を置いて現実世界の格闘技を巡る状況が変化するのを待つにせよ、取り敢えずは『放置していた宿題はキチンと片付けました&@は圓明流に囚われずに自由にやります』ということなんじゃないかと。それが陸奥九十九の伝説と表記した理由だと思います。
これにて五年弱に及んだ『修羅の門 第弐門』の連載終了。川原センセ、本当にお疲れ様でした。
もうね、ヴァーリ・トゥード編直後の無期限休載宣言を読んだ時には『これでもう、九十九の戦いが完結することはないんだ』との絶望に襲われていただけに、連載の再開と完結は本当に嬉しかったです。あの頃の自分に『生きてりゃいいことあるよ』と教えてあげたい。でも、ラストバトルが山田キックで終了というのはなぁ……先回までの『四門』&『無空波』のオンパレードから考えると落差が半端なかった。最終回直前企画で発表したには食い込まない感じになりましたが、しかし、何よりも完結したというのが、このうえない喜びです。本当にありがとうございました。
そして、このブログの修羅の門感想記事に足を御運び頂いた皆様にも厚く御礼申しあげます。殆ど開設直後から、このブログのメイン記事として描いてきた感想も、一先ずは今回で終了となりました。こちらも本当にありがとうございました。今号に掲載されていたように、
『修羅の刻』 10月号より始動
とのことですし、次号は川原センセによる『修羅の門 第弐門』回想インタビューも始まるそうなので、これからも随時、関連記事はUPしていきたいと思っています。
重ね重ね、本当にありがとうございました。
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「寒いから、あっためてよ」と言って抱きついてくる。
今週も何人かいました。
いやいや、逆でしょ。
「寒いから、あっためてあげるよ」じゃないの。
「あっためてよ」って言う方が、抱きつきやすいのかな?
どちらも一緒だと思うんだけど 笑
「はい、冗談はそこまで」
抱きつこうとしたお客様を躱し、そう一言。
クラブでは、大抵そこで「残念」とか言って終わります。
が、キャバクラではそうはいかない。
「なんで、逃げるんや」なんて、マジお怒りモードになられる方が、結構いらっしゃる。
「なんで、そんなんことをするの?」
「それも仕事のうちやろ」
「それが商売やろ」
「そんな恰好して、誘っとるんやろ」
なんとも、嘆かわしい。
「目の前にいい女がいるのに、口説かないと失礼やろ」
「いい女を口説きたくなるのは、男の本能や」
せめて、そのくらい言えないのかしら。
ま、それが言えるような男性は、もっとスマートな口説き方をしますが。
「いい!! 惚れた。一目惚れって、ほんまにあるんや。俺と付き合ってくれへんか」
「××ちゃんは、俺の運命の人や。今日出会えたことを、神様に感謝や」
「俺、こんないい女にお目にかかるの初めてや。頼むから、付き合って」
とまあ、白々しくも、歯の浮くようなことを平気で言うのです。
言われた方も、それが嘘だとわかっていても、悪い気はしない。
そして、会う度にそのようなことを言われ続けると、そのうち本気なのかと思ってしまう。
で、ある時、ストンと落ちる。
ま、ここまでの人は滅多にいないけどね。
「映画観に行かない?」
「食事でもどう?」
口説くときは、あくまでもストレート。
「寒いから、あたためてあげるよ」なんて、お付き合いしてから言う台詞。
ましてや、「あってめてよ」なんて、まったくもって論外。
酔ったふり、落ち込んだふりなんて小細工するのも、やめておいた方がいいです。
と言いながら、女の子は、その手をよく使いますが 笑
「寒から、あってめてほしいな」
「私、少し酔っちゃったかも」
「ちょっと、気分が落ち込んでいて」
なんて言って、男性の肩に頭を預ける。
あるいは、しなだれかかる。
スケベ心なのか、男性の方が優しいのか、これで落ちない男性の方が稀。
女性を口説くには上手に、夜の女性からモーションをかけられたら警戒する。
男性のみなさま、これ心掛けてね。
夜の女性が本当にお客様を好きになったときは、なりふり構わない子が、往々にしています。
で、そんな子と付き合うと、後でとんでもない目に陥る可能性が高い。
激情型であったり、メンヘラであったりと、そんな子が多いのです。
まもともな夜の女性なら、ストレートに告白してくるか、男性から「付き合って」と言わせるようにうまく誘導する。
いや、それも怖いな 笑
ま、「いい女は、口説かなきゃ失礼」と、堂々と言えるくらいでなければ、火遊びは控えてくださいということです。
大やけどを負いたくなければね。
おやすみ❤
女性を口説く すべてのシーンに、光を。
【ご挨拶】
あらやだ!アタシ、マサコ よ~♪
アタシね、3年前に「引き寄せの法則」を知ってから、人生がどんどん良くなってきたの~
アタシの「望む現実」がどんどん現れてきて、今、とっても幸せなの~♡
でね、こんな素敵な「引き寄せの法則」をたくさんの人に知って欲しくて、2年前からこのブログを始めたの♪
「引き寄せ物語」って、ストーリー仕立ての軽~い物語を通じて、「引き寄せの法則」「宇宙の法則」「心理学」「量子力学」「仏教」などの素敵な教えをシェアしていこうってことなの。
これもせっかくのご縁なので、このブログを楽しんでもらえたら、アタシ最高の幸せよ、ウフフ♡
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『マサコの ”人生ブッタ斬り~”ラジオ!!』
~幸せになりたい人集まれ!!~
あんたの人生変えて見せるわよ、ウフフ♡
◆このページの再生ボタンを押せば、ラジオがすぐに聴けるわよ♪
「マサコの部屋」のコーナーで相談したいことがあったら、メールくださいね~
詳しくは、番組ホームページを見てくださいね♪
あ、質問や感想など、なんでもいいから送ってね~
◆『マサコの部屋』お悩み、相談、ご意見、ご感想、受付
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【無料だよ〜♪】
前作、『引き寄せ物語』を第1話から最終話まで、毎日1話ずつスマホやパソコンにメールでお届けしています。毎日1話ずつ届くので空いた時間に読めて、日々の小さな楽しみとなったり、新たな気付きになってもらえたら幸いです。
↓↓↓
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そして今、「引寄物語」 第3弾!!
アタシ自身の実話をベースにした、「マサコの引寄物語」を絶賛連載中よ~♪
◆物語形式なので、初めての方は第1話からどうぞ~♪
連続ブログ小説
『マサコの引寄物語』
・第1話 新入社員
~~~~~~~~~~~~~~~~
では、では、本編のはじまり、はじまり~~~~
「そうやって閃いた直感に従って行動したら、必ずうまく行くねん。」
満足そうにビールを飲み干す藤田さん。
そして、おもむろにつぶやいた。
「これが俺の人生や。」
この時は、藤田さんの真意を汲み取ることが出来なかったのだが。
あれから四半世紀が経過して、今はようやく藤田さんの言ってる意味が分かってきた。
そして僕は藤田さんの友人の大谷さんを紹介してもらい、転職を真剣に考えだした。
彼は藤田さんの大学時代の親友で、ボクシング部のキャプテンだったらしい。
藤田さんは卓球部のキャプテンだ。
2人とも身長が高くハンサムで、スポーツ選手という共通項がある。
でも、僕は大谷さんの第一印象があまり良くなかった。
なのに、条件を考慮して自分の第一印象を無視してしまった。
これが後になって響いてくるのだが…
大谷さんの会社が、僕を必要としていることがよく分かった。
それに、仕事内容が百貨店ではなく、全国の専門店、ブティック担当の営業だった。
専門店の営業を知りたかったので、凄く魅力的に映った。
ほどなく、僕は専務に退職願を提出した。
もちろん、藤田さんと川上さんに相談してからの行動だ。
ウチの会社は大所帯だし、結構人の出入りもある。
退職はすぐに受理されるものだと思っていた。
でも、専務室で退職願を出したら、専務は受け取らなかった。
受け取る代わりに、その日の夜の食事に誘われた。
僕らの行きつけの居酒屋と天と地ほど違う、高級レストランに連れていかれた。
フォークとナイフの使い方が分からなかったので、専務の挙手に集中し、その通り真似てみた。
まだまだ周りの目を気にしている。
「なんで辞めようと思ったんや?」
単刀直入、ど真ん中のストレートだ。
僕も小細工は出来ない。
僕は結婚がしたい事、でも、貯金がないこと。
大阪の会社なら実家から通えて、お金が貯められることを話した。
藤田さんの親友の会社のことは、あえて話さなかったが。
専務は、藤田さんと僕のコンビが、専務の会社を背負って立つと考えていたようだ。
その話を聞いて、僕はビックリした。
藤田さんならともかく、僕が専務の構想に入っていたなんて…
「俺の直属として、藤田と君の人事を移動しようと思ってる。一緒にこの会社を動かそう。」
専務はきっと女性を口説くのが上手だろう。
だって、動くことは絶対にないと思っていた、僕の心が動いたんだもの。
危なく、よろしくお願いします!って、言いかけた。
それぐらい魅力的な話だと言うことは誰が聞いても分かる。
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翌日の夜に作戦会議だ。
いつものメンバーでいつもの居酒屋に集まる。
「昨日はどうやった?」
なぜか川上さんが前のめりで聞いてきた。
僕は包み隠さず、専務のオファーを話した。
川上さんが一番驚いていた。
「マジか?そんなエエ話、聞いたことないで。専務の直属で新部署が出来るんやろ?」
「はい、そうおっしゃってました。」
「藤田が部長か。とうとう追い越されてもたな。」
なぜかガックリと肩を落とす川上さん。
藤田さんも僕も、専務の話に乗ったなんて言ってないのに。
「藤田、部長就任はいつや?」
「は?俺、専務から何の話も聞いてませんよ。」
藤田さんにまだ言ってないんだ。
ま、僕に言ったら筒抜けなのを専務は百も承知だろうけど。
「そうか、先にこいつに伝えて、藤田に間接的に伝えたんや。専務らしい配慮やな。」
いつになく鋭い仮説だね、川上さん。
「念のため聞くけど、お前はちゃんと専務の話、お受けしたんやろな?」
お、やっと聞いてくれた、今日の司会の川上さん。
「はい。ちゃんとお断りしました。」
「はあ?お前、今、何言うた?表出ろ!!!」
興奮する川上さんを藤田さんがなだめてくれた。
「まあまあ、こいつにはこいつの人生があるし、退職の件は俺たちに事前に相談してたやないですか。」
「それは聞いてたけど、専務からそんなオファーがあるんやったら、せめて一旦持ち帰ったらええやんけ!なんで俺らに相談せんと答えるんや?そこが腹立つねん。」
川上さんのおっしゃる通りかもしれません。
「僕も一旦考えさせてもらおうと思ったんですけど、つい即答してしまいました。相談せず、すみません。」
「一生そこで反省してろ!!!」
川上さんの怒りは収まらないようだ。
「いや、反省なんかしなくてええ。お前の人生をお前の心の声で答えたんやろ?」
そんな大それたことじゃないけど、確かに自然と返事をしていた。
「はい。そうです。」
川上さんの表情がまたこわばった。
「専務がどう言うたんか知らんけど、それはそれ。確かに面白そうやけど、俺も既に独立は決めてるんや。」
さすが藤田さん、気持ちは動かないようだ。
「どんなに魅力的な話かもしれんけど、俺は俺の心の声に従って進んでいく。これが俺なんや。」
カッコイイ!
やっぱり藤田さんは憧れの大人だ。
川上さん1人、苦虫を嚙み潰したような表情でヤケ酒を飲んでいた。
今ならわかる。
川上さん、寂しいんだ。
つづく。。。
【マサコの一口メモ】
『口説き上手』
世間一般に、口説き上手は説得上手って言うみたい~
ま、そりゃそうよね。
結局、口説こうが説得しようが、相手にYESと言わせることよね~
で、心理学でいう、「ダブルバインド」ってテクニックがあるの~
ま、要するに、YESの前にNOと言わせないテクニックね~
「今度ゴハンでもいかない?」
では、相手は断りやすいわね~
だって、ゴハンに行くか行かないかを判断するから~
それより。
「イタリアンとお寿司、どっちに行きたい?」
と言われたら、うーんどっちかなぁ?
って考えちゃうでしょ?
ま、その前に何を言っても相手にされなければ意味ないけどね~
ホーホホホ!!!
今回は、「会社に残ってくれ!」
ってとは言われてないわよね~
「俺と一緒にこの会社を動かそう!」
って言われてるのよね~
そりゃ、心だって動くわね~
アタシ、思うんだけど、小手先の心理学とか使っても意味がないわね~
だって、その瞬間、テクニックで心が動いたとしても、そんなの続かないし~
それより、自分の心の底から思ってることを、しっかり相手に伝えることが最強のテクニックなのよ~
何事も心に正直が一番ね♪
ウフフ♡
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