斉藤さん ナゾトキ×映画級

昨日のブログのお客様が

早速ご感想をお寄せくださいました。

 

おとといの作業の様子↓

 

もうね…涙なしでは読めなかった…

 

掲載の許可いただいたのでご紹介しますね。

 

Ｑ①：今回整理収納レクチャーをご依頼いただいたきっかけは何ですか？

 

Ａ①：ずっとお願いしてみたいと思っていたのに、

ダラダラと時期が延びてしまっていました。

石原さんの作成された、整理収納アドバイザーの斉藤真弓さんの

プロフィール文を読んで、このタイミングしかない！と

思いきって申し込みさせて頂きました。

 

 

Ｑ ②：今回のレクチャーで特に印象に残っていることがあれば教えてください

 

Ａ②： 友人としてではなく、仕事として今回は引き受けているんだよと

何度も私に伝えてくださった事。

そして、そのスタンスを崩さずに作業を進めつつ、

私の心が折れた時、繰り返し励ましてくださった事。

少しずつでもやり続けていれば、乗り越えられるという事を実感させてくださった事。

 

 

Ｑ③：ご感想、ご要望何でも結構ですので、石原に一言お願いします！

 

Ａ③：申し込みをしてほっとしたのも束の間、

当日が近付くにつれ、心臓やらお腹やらが落ち着かず、

怖くて不安で仕方がありませんでした。

石原さんにではなく、こんな駄目な自分を知られてしまう…という事に対してです。

 

そんな私に対して石原さんはプロとして徹してくださいました。

作業を進めながら、途中で何度も弱音を吐きましたし、涙も出ました。

自分があまりに情けなく…。

でも石原さんは、穏やかに、しっかりと支えてくださいました。

 

こうやって、一つ一つ続けて行けば変わるかもしれないと思えた瞬間、

私の中で何かが切り替わったようです。

 

今まで物でしかなかった物たちが、

「要る物」「要らない物」「今ははっきりしないけど、今後見極める必要がある物」と

感じられてきて、潔く仕分けられてきたのです。

 

石原さんが帰られた後も、早く生まれ変わった家に会いたいという気持ちになったので、

まだ片付けきれていない空間に対しても、

今までのようなモヤモヤではなく「待っててね」という

なんとも不思議な気持ちでいます。

手を動かす事、片付ける事が面白くもあります。

この気持ちをキープしているうちに片付けきれるよう、石原さんとも期限を決めました。

 

自分が片付けられないのに、子どもたちに「片付けなさい！」という度に、

自分は何をしているんだ…と情けなさでいっぱいになっていましたが、

やっと心の平穏が見えて来そうです。

 

石原さんにお願いして、本当に本当に良かったです。感謝でいっぱいです。

まだ始まったばかりですが、歩みを止めず続けて行きます。

ありがとうございました！！

 

——————————-

あぁ、読み返してまた涙してしまいました。

 

彼女は真面目で責任感が強くて一生懸命な女性。

 

その性格ゆえ、

今まで片付かないことで、必要以上に自分を責めてきて

しまっていたんですね。

 

ただ、やり方を知らないだけだったのに…。

 

 

以前あるお客様が

片付けが苦手な人の苦悩を語ってくださって

すごく納得したことがあります。

 

同じ主婦の仕事と言っても、

料理が苦手だったら、お惣菜を買ってくればいいのに

片付けはそうはいかないから本当に苦しかった。

 

だから片付けのプロがいると知って

そんな自分を責めてるんじゃなくて、

プロにやってもらっていいんだと思えた、と。

 

 

他の方がこんな風にもおっしゃっていました。

 

「料理が苦手です」ということで

そこまでマイナスイメージを抱く人はいないだろうけど、

あまりにも片付いていない家を覗き見たときは

人はなぜだか「だらしなさ」を感じてしまうから、

片付けられないことに大変なコンプレックスを持つのです。

 

同じ家事なのにね…。

ほんと「片付けが苦手」には深い闇が付きまとうのです。

 

だからこそ、私たち整理収納アドバイザーは

何とかしたいんです。

 

 

このお客様が依頼してくれるきっかけになった

のためのインタビューで、斉藤さんはこうおっしゃっていました。

 

私は声を大にして言いたい。

家が片付かないならどうか私たちを頼って。
そしてご主人やお子さまのことも頼ってみて。
ひとりで抱え込む必要はないのです。

 

ほんとうにそうです。

 

お料理が苦手な人がお料理教室に行くような感覚で、

片づけが苦手な人が、私たちのことを頼ってくれたらいいな、

と思います。

 

 

友人に対して、

私のことを頼ってくれてありがとう、の気持ちです。

 

心のこもったご感想もありがとうございました。

作業を続ける上で分からないことがあったら、

何でも聞いてね。

 

 

彼の父上いわく

昨日はお試し２時間のお客様でした。

 

私にご依頼くださるのも

ずいぶん悩まれていたようですが、

私が作成のお手伝いをした斉藤真弓さんの想いを読んで

もう一人で悩むのはやめよう！と思われたそうです。

 

↓斉藤さんの想い

 

元々知り合いだった方だったものですから、

余計に勇気が必要だったのかもしれませんね。

 

でも、昨日は本当に本当に、

彼女にとっては人生が変わるくらい

大きな一歩だったと思います。

 

家がこのままじゃ嫌だ、

変わりたい、

家族が笑顔でいられる家にしたい・・・

ひとりで何とかしよう、でもできない。

 

そうなったときに人の手を借りるという決断をしてくれたことで、

しょうがない、とあきらめず、

前に進むことになるんです。

 

作業をはじめるとき、

彼女は涙ぐみながら、ごめんねごめんねと謝りながら

ずっと自分を責めていました。

 

でも、リビングの床が見えてきて、

ここに、こんな棚をひとつ買って、

１段目にランドセル、

２段目にハンカチティッシュとかお支度セット…

といいながら、こんな汚い走り書きをしたのです。

そしたら、彼女の顔が

目に見えて明るくなりました。

 

片付いたリビングが想像できたんですよね。

 

ランドセルが投げっぱなしにならない、

プリントも行方不明にならない、

スムーズに時間割ができる、

お支度も自分でするのが楽しくなる。

 

そんな、家族がるんるんするリビング。

 

 

そして、あまり使わないものをたくさん持って行った

２階を見て、彼女はまた急に落ち込んでしまったのですが…

 

きっと片付いたリビングのイメージが残っていたのでしょうね。

 

これいらない、これもいらない…

今までずっと溜め込んでいたものに全然ときめかない、

触りたくもない…

とモノに関する感覚も変わっていました。

 

 

気力も体力も必要な作業です。

今までの自分に向き合わないといけないので、

彼女も何度も心折れそうになっていました。

 

今は辛いけど、

今向き合ったら明るい未来が待ってるよ！

 

今向き合わなかったらずっと今のまま。

 

そう伝えながら、たくさんのモノを分けていきました。

 

 

時間が限られていたので、

２階はモノの配置を決めるところまでで終わってしまいましたが…

 

私が帰った後も、たっぷり作業をして

その写真も送ってくれました。

 

 

昨日やったことは、

「山」となっていて、どう向かい合えばよいか

分からなくなっていたものを、

とにかく分けて分けて、場所を決めて、

その途中で今の自分に不要なものは手放していったことです。

 

そう書いてしまえばシンプルなことですが、

大変な作業です。

 

お客様は本当によく頑張ってくれました。

 

そして、引き続き頑張ってくれると思います。

 

月末に、友人として片付いたリビングにお呼ばれして、

おいしいハンドドリップのコーヒーをご馳走になる

約束をしたからです。

（書いちゃったよ！）

 

 

友人からお金をいただくのは

気がひけるものですが、

昨日はちゃんと報酬をいただいて

仕事としてやりました。

 

お金を払ったのだから、成果を出さなきゃ。

そういう意識も働きますものね。

 

 

さっそく必要な棚も予約してきたみたい。

 

行動すれば、状況は変わります。

変わらないはずはありません。

 

その一歩を踏み出すお手伝いができたこと、

私はとっても幸せに思います。