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baseの有名店など特集、やっぱり個性的な逸品しか欲しくないですよね
20日の金曜日、会社の帰りにカザフスタン大使館にデニス追悼の献花と記帳をしに行ってきました。デニスにお別れと感謝を伝えるためです。
わしは高橋大輔ファンであって、デニス・テンのファンではありません。もちろん、好きなスケーターの一人ではありますが、大ちゃんみたいに、一挙手一投足を追っていたわけではないので知らないことだらけです。
それでも、デニスが若くして、カザフスタンの英雄で、国民に愛されていて、国のフィギュアスケート発展のために基金を作ったりして尽力していることは知っているし、彼がスケオタから「殿下」と呼ばれて親しみと尊敬を集めていることも知っています。
また、彼が2014年、ソチ後で休養中の大ちゃんを、カザフでのショーに真央ちゃんとともに招いたときは、ああ、この人は大ちゃんがスケートに疲れて離れてしまわないよう、スケートに引きとめようとしているな、勘がいい人なのだなと感心したものです。
その後二年連続で大ちゃんのXOIに出演してくれたこともあって、彼の演技を直接見ることも多くなり、彼のスケートが好きになっていたし、彼がショーの合間とかSNSでみせる優しさとかユーモアとか知性はヒシヒシと感じていました。
なので、彼が2016年の世界選手権のとき、一人の選手の虚言癖のスケープゴートとなり、日本で悪者扱いされてズタズタに傷つけられたあの不幸な出来事の時は、さすがに心が怒りと悲しみでいっぱいになりました。それ以来、わしはその選手に対しても、デニスに罵詈雑言を浴びせたその選手のファンに対しても嫌悪感しかありません。
今思えば、練習中にイライラして「それはねえだろ、お前!」と声を荒らげてしまったあの選手が、わざわざ「あれはたぶん故意だと思う」と記者に伝えたのは、自分の失態を正当化するために思いついた事であろうことは、小学生の気持ちになって考えればわかることです。
デニスはただただ運が悪かった。あの2015-2016のシーズン、彼は怪我もあって、結果を出せない試合も多かったし、四大陸選手権は欠場していた。そしてあの選手とそのシーズンに一緒に戦ったのは、実は世界選手権が最初だったのだ。万全ではないデニスは自分のことにいっぱいいっぱいで、他の選手を見る余裕もなかったろうし、他人の演技軌道など考えてもいなかっただろう(それが不注意といえば不注意かもしれない)。そこに練習で調子が出ずに熱り立ったあの選手とのニアミスがあった(ぶつかったって思い込んでる人いるけど、ぶつかってもないし、誰も怪我してません)。
ただそれだけのことだった、事実は。しかし、物事を複雑にするのはいつも人間の感情。
デニスは、たまたまそこにいたせいで、感情のターゲットになってしまったのだ。
(拙ブログ:)
(タチアナ・フレイドさんの記事:)
(カザフでの記事:)
そしてデニスのもう一つの不運が、今回の犯人と出くわしてしまったこと。犯人がミラーを盗んで去ったあとに到着していれば、命を落とすことはなかった。ただの盗難被害で済んだのだ。
デニスにはなんの落ち度もない。生き死には運命だから、避けることができないのはわかっているが、25歳という年齢を考えたとき、あまりにもやるせない。
彼の追悼をするにあたり、なぜあの世界選手権でのことを蒸し返すのだと思う人がいるだろう。その人たちにとっては、終わったことであり、自分たちが見せた悪魔の部分にスポットライトを当てて欲しくないのだろう。
だけど、実際には終わったことではないのだ。
デニスと家族ぐるみで親交のあった、は、自身のインスタでデニスへの追悼メッセージを動画で上げているが、その中で、「I also want to address f***g idiots who are writing bul***t about Ten on social media(そしてソーシャルメディアでテンについてでたらめを書いている馬鹿なやつらに向けても言わせてもらいたい)」とロシア語でぶちまけており、未だにデニスがSNS界隈で誹謗中傷を受けていたことが伺えるのだ。
(英訳はからお借りしました。元のインスタ動画は)
すべてのきっかけは2016年の世界選手権でした。25年の人生の最後の二年間弱を、いわれのない攻撃と中傷にさらされることになってしまった。その震源地は日本です。それで、彼の死に際して、それに触れるなというほうが無理だ。ここは日本なのだから。なかったことにはできない。
もしデニスがこれからも長生きして、40歳、50歳、となったときに振り返ることができたら、数ある不運の一つとして思い出すことができたかもしれない。わしらだって、それぐらい後になれば忘れていたかもしれない。でも現実の彼は、25歳で人生を終えてしまった。
彼の名誉は傷つけられたままで、日本での一般的なイメージは、あの選手を妨害した人。
それがよくわかるのがこちらの記事。最初の2ページまでは一見、丁寧にデニスを追っている内容なのだけど、最後の3ページが酷い。
ここでは巧妙に、あの選手が「故意だと思う」という決定打を打ったことには触れておらず、和解したことを強調して、「彼の妨害が故意だったのかどうか、真実を知っているのは今となっては神仏のみだ。」と、故意であった可能性があることを仄めかし、「当時激怒したファンたちも、どうか許してあげて欲しいと思う。」と書き添えて、ファンの激怒を当然のことと肯定して、結局デニスが許しを乞う立場だと印象づけている。
明らかにあの選手にへつらった内容だが、この記事を書いた田村明子さんに限らず、日本のマスコミのスタンスはこれと大差ない。
デニスの母国カザフスタンでは、追悼集会が行なわれたり、大々的な市民葬が行われた。日本も含め、在外のカザフスタン大使館では、献花台が設置されて、多くのファンが花を手向けた。数多くのフィギュアスケート選手やプロスケーターたちが追悼メッセージを発信した。デニスは愛されていたのだ。尊敬されていたのだ。彼はいずれ何かしら国の要職についてもおかしくないほどの信頼と責任感があった。あの若さで。
でも彼は死んでしまった。
それが例え身内でも、親友でも、
人でも、その思い出は、いずれわしらの記憶からは薄れていきます。だから、記憶の鮮明な今のうちに、デニスのことを思い出しておこうと思うのです。彼がいたから、彼が大ちゃんを呼んでくれたから、海外に関しては出不精のわしがカザフスタンに行くことになったのだし、彼はある意味、国の大使だったのだと思います。彼はそうやって、人に何かしらの影響を与えたり、人の背中を押したりしてくれるような、不思議な力を持っていたのではないかなという気がします。
彼の経歴やエピソード、プログラムの一つ一つについては、ファンの方がすでに語られていると思うので、わしは、自分が直接彼の演技を見た、ショーでの思い出を残しておこうと思います。
わしが生のデニスを見たのは、高橋大輔を見に行ったときなので、わしの中では二人はセットです。なので今日は、わしの思い出の中の、大ちゃんと一緒の時のデニスを振り返りたいと思います。
2014年、カザフスタンでのDenis Ten & Friends には大まおを追ってわざわざ見に行きました。
今まで日本で見ていたショーよりも、楽しく、生演奏のクオリティーとかも高くて、主催したデニスの工夫や努力が見られるショーでした。各スケーターの出演交渉もデニスが自分でしていたらしいと後で聞いて、驚きました。ショーの最後にホストとして登場したデニスの堂々としたスピーチや振る舞いに、とても20歳の若者には見えない、老成した落ち着きに圧倒されました。
ショーの後、ツアー客が特別にスケーター達が食事をしているところにお邪魔させてもらって写真撮影会があったときには、デニスがわしらに「皆、騒がず大人しくしてね」みたいな注意をしてて、ホストとしての仕切りぶりに感心したりして、デニス・テンの人となりを肌で感じることができました。思えば、大ちゃんがインスタを始めてくれたのも、この時でした。
(デニスのより)
ショーを撮影された動画をお借りします。
★20140530 2DT
★Daisuke Takahashi Almaty show Denis Ten&Friends 29May2014
★Daisuke Takahashi & Denis Ten Almaty Show 2014.05.29
ついでに、ステップ対決といえば、遡ってこちらの動画も。
★EX Finale – WTT 2013
だいたい、デニス・テン以外に、一体誰が高橋大輔とステップ対決やれるっちゅうねん!
また、同じ年、大ちゃんがホストをした2014XOIにデニスが出演してくれました。今思えば、真央ちゃんも出て大ちゃんと二人で滑ったり、楽日の特別ゲストにCOBAさんが出て「eye」をやってくれたり、夢のようなショーでした。
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そして翌年2015のXOI。
わしはこのときにデニスがやってくれた「base Head」が結構お気に入りで、ブログでもそのことを書いています。
★2015 XOI Denis Ten Bass Head
そしてこちらはデニス自身のツイッターで最後の発信となった、7月1日のリツイート動画。デニスが亡くなってから、何回もリピートしている。
デニスが2015のXOIの時にインスタに投稿したものを、7月1日の高橋大輔現役復帰を受けてjardinさんがツイッターにアップし、それを自身でリツイートしたもの。まさか、これが最後になろうとは。これをデニスがリツイートしたとき、「ほらね、言ったとおりでしょ」と呟いたかは定かではない。
denis ten was trying to tell us since 2015 that dai would return but no one INCLUDING DAISUKE believed in him ()
— jardin (@michaeljardins)
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こちらは、デニスの死後に、振付師のブノワ・リショーさんがアップした動画。
なんと、わしの好きなオーラブル・アルナルズの曲でデニスが踊っています。
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原曲はこちら。
★Ólafur Arnalds – Near Light (Official Music Video)
デニス・テン動画リスト(Denis Ten List by shintra sports)
昨年8月にデニスが来日出演した、プリンスアイスワールドin日光でのパフォーマンス。
“Tu sei” by Vittorio Grigolo, choreographed by David Wilson.
★Homage to Denis Ten (1993-2018), Our Beautiful Skater Forever
最後に、もしデニスが生きていたら滑って欲しかった曲を二曲置いときます。
もう実現することはありませんが、もしデニスだったら、こんな風に滑ってくれたんじゃないかって空想することは可能ですから。振付は、ステファンかリショーさんで。
★Olafur Arnalds – Happiness Does Not Wait (Original Mix)
★Ludovico Einaudi – Experience
ありがとう、デニス。
そしてさようなら。
ご冥福をお祈りします。
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